今回の畳替えは、大工さんからのご依頼がきっかけでした。
まずは下見へ伺い、いつものように畳縁の見本を広げます。
そのとき、お施主さまがふと手を止めて——
「あれ?この柄…もしかして
しおじりマルシェに出ていた畳屋さんですか?」
思いがけないひとことに、こちらも驚きました。
「はい、そうです。私です。」
するとさらに、嬉しいお話を聞かせてくださいました。
「ミニ畳、買ってるんです。
子どもの節句飾りの敷き台に使っていて…」
以前のご縁が、こうしてまた繋がっていたこと。
そして、今も暮らしの中で使っていただいていること。
この仕事をしていてよかった、と感じる瞬間でした。

さて、今回の和室には
熊本県産い草の畳表をお選びいただきました。
い草のやさしい香りと、自然な風合い。
素足で歩いたときの心地よさも格別です。
さらに、畳縁はお孫さんのセレクト。
上品で落ち着いた柄が、お部屋全体をやさしく引き締めてくれました。
ぱっと明るくなった空間と、ふわっと広がるい草の香り。
思わず深呼吸したくなるような、心地よさがあります。
畳は、ただ新しくするだけではなく、
そのご家庭の時間や思い出ともつながっていくもの。
今回のように、思いがけない形でご縁が続いていくこともあります。
こうした出会いに感謝しながら、
これからも一枚一枚、丁寧に仕上げていきたいと思います。
畳の入れ替え・張り替えのご用命は、
長野県松本市・安曇野市・塩尻市を中心に営業している畳の専門店
― 村松畳店 ― まで。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
村松畳店