松本市内のお寺のご住職から、「こんな畳が出来ないか?」と取次ぎの建築会社さんから私のところに相談がきました。
1,800四方の二畳台を製作してほしいと。
二畳台というのは、主に寺社で使用される畳2枚分の厚みのある畳です。
住職から要望を聞き、私もこれまで施工してきた特殊技術の畳の経験を活かして自己流アレンジを加えて挑戦させていただくことにしました

使用するのは、繧繝縁という高価な縁。
向きを間違えないように合わせて、畳の丈幅を決めます。

模様が綺麗に揃うようにするのは経験値が必要です。
完成イメージを頭に浮かべながら、細部に注意を払いながら手縫いで進めます。
作業が進むにつれてイメージ通りにならないことも想定範囲。
一部やり直しもして作業軌道修正。
一枚はこんな形。

2枚並べて四方に縁が付いたように見せるため、片側は縁無しに。

綺麗に折り曲げも仕上がりました。

2枚並べて完成。並べた部分も縁の模様の配列がぴたりと合うように、2枚の畳の幅の大きさは若干変えてあります。
どこの向きから見ても綺麗に模様が並ぶ美しさ。
これが職人のこだわり。


豪華絢爛な二畳台が完成しました!


ありがとうございます。

★畳替え・張り替え作業を得意とする、長野県松本市・安曇野市・塩尻市を中心に営業している畳の専門店 -村松畳店 -